ジャーナル

日本の名刺文化に敬意を表して ― オーストラリアのレザー製品ブランド Bellroy(ベルロイ)の名刺入れが日本市場に登場

日本の名刺文化に敬意を表して ― オーストラリアのレザー製品ブランド Bellroy(ベルロイ)の名刺入れが日本市場に登場

「日本文化において、名刺の交換は単なる情報の交換だけではなく、一種の儀式的な意味を持つ。」―Bellroy(ベルロイ)メイン・デザイナー ハドリアン M.

Bellroyはかねてから「効率的にキャリーするためのモノづくり」を理念としてきた。スリムな財布のデザインを通してミニマルなライフスタイルや簡素化した収納空間などを提案し、必要最低限のものだけを持ち、日常生活の煩雑さを減らすことを提唱している。Bellroy(ベルロイ)は日本の代理店Working Unit (WUJ)が2015年に日本市場に紹介し、A&Fカントリー、United Arrows、MOMA、ツタヤ、Loft、東急ハンズといったセレクトショップやブティックで展開されてきた。その機能とデザインを兼ね備えた商品は、市場に登場した途端に日本の消費者の大きな反響を呼び、わずか二年で日本市場にその名を轟かせることとなった。

当初はスタンダードな財布とスマートフォン関連商品のみを展開していたBellroy(ベルロイ)だったが、日本市場においてカードホルダーやキーケースといった小型レザー製品に対する需要が非常に高いということを知る。また、毎年4月は新学期が始まる時期で、新入社員の入社の時期でもあり、小型レザー製品が年間で最も売れる時期であるということも知ったという。

また、日本人は名刺交換を非常に重視しており、名刺を常に携帯することが相手を尊重する基本であるとされている。企業によっては講師を招いて名刺交換のマナーについてのレクチャーを行うこともある。

時に、多くの日本人は見栄えの良い名刺入れを必ず持っている。なぜなら、名刺入れは常に他人の目につくもので、個人の品位やセンスを体現するからである。日本市場を非常に重視しているBellroy(ベルロイ)は顧客のリクエストに応え、「名刺交換」の文化からインスピレーションを得た名刺入れを正式に開発することを発表した。

デザインの過程において、Bellroy(ベルロイ)チームは日本の消費者の習慣に最も適した名刺入れを創り出すため、日本の代理店WUJを通じてリテーラーからの協力と意見を得た。WUJが出した結論は「ターゲット顧客は25歳から45歳の専門性のある人。そういった人は名刺入れを上着の内ポケットに入れておく習慣がある。また自分の名刺と相手の名刺を分けて整理できるものが望ましく、20枚程度収納できるものがよい。ミニマルな見た目で、ロゴが目立ちすぎないこと。日本で最もよく使われている名刺入れはPorterのキャンバスの名刺入れと無印良品の金属系カードケースで、柔らかい素材のものは名刺に折り皺がついてしまうので使えない。」という内容だった。

 「私たちは、名刺入れから名刺を取り出す動作を研究し、名刺を柔軟に素早く取り出せる名刺入れを創り出した。名刺交換の場面でもたつくことを減らし、社交の場であらゆることがうまくいくはずだ。」―Bellroy(ベルロイ)チーム

Bellroy(ベルロイ)のこの名刺入れは、これまでのレザーの名刺入れによく使われてきた仕切りのあるデザインを捨て、一枚のレザーを使ったミニマルですっきりしたラインの輪郭が特徴となっている。

レザーの厚みはわずか1ミリ。ベジタブル・タンニングによりレザーの強度と柔軟性を向上させた。

反対色の縫い糸を使って4つの角を頑丈に縫い付けている。また、両側のポケットは同じサイズに。

105ミリx73ミリというサイズは様々な大きさの名刺を収納できる。どちらのポケットも少なくとも10枚の名刺を収納でき、自分の名刺と相手の名刺を分けて整理することが可能だ。

内側に反対色を使うことで視覚効果も倍増。

マグネット式の開閉デザイン

染色後のレザーは薄く透き通ったような雰囲気になり、レザー本来の文様や自然な手触りが現れる。また使い込むにつれて色合いが変化し、持ち主にとっては毎日の生活記録のダイジェストのようなもので、使い込むほどに味わいが出てくる。(写真:日本在住4年になるBellroy(ベルロイ)営業代表リチャードのCard holder)

映像:アプリ 「Eight」 名刺交換の誇張イメージ

画像 / Bellroy 提供